光ファイバーのROSA

光ファイバーの設備に用いられるROSAは、光伝送における受信側を担当する大切な装置です。送信側から送られてきた光を受け取り、電気信号に変換してデータを受取るのがROSAの役割です。小さなパッケージには、フォトダイオードや光学・電気インターフェースが組み込まれています。途中まで組み立てられている半組み立て状態なので、ROSAはサブアセンブリとも呼ばれます。

光伝送は受光部の汚れが光を妨げ、正しく受信できなくなる恐れがあるので、受光部が汚れないように保護されています。光ファイバーを挿し込むレセプタクルは奥まっていますから、挿し込む際にはしっかりと入っていることを確認しましょう。挿し込みが中途半端だと受光が上手くいかず、エラーが発生することになるので、作業では確認もとても大事な作業になります。ROSAの扱い方はマニュアルに準じるのが普通ですが、基本的には保管に気を付けたり、取付作業時に手早く取付けることを心がけるのが良いでしょう。

手の脂や埃の付着が信頼性の低下を招くので、手袋を着用して作業をしたり、端面の状態の確認と清掃を行うのが望ましいです。ROSAは想定を上回る強力な光を受光したり、許容量を超える電圧が印加されると破損のリスクがあるので、仕様を守って使うことが大切です。開発途中の製品だと設定ミスがこのような事態を招きますが、検証と改良を繰り返して完成されている製品は比較的安全なので、後はマニュアル通りに運用すればより安心でしょう。

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